家庭教師が子どもに信頼され、心を開いてもらう方法とは?

家庭教師
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 こんばんは、最近エンジニア的な記事が多くなってしまっているあぶどぅるです。
 先日はこんな「バンドマン向け 音楽スタジオ検索ツール」とか作ってました。

 現在、「ノア」「ペンタ」「BassOnTop」「音楽館」「NODE」「GateWay」を登録済みです。あと、「現在地から近いスタジオ検索」機能とかもあったりします。
 良かったら、ブックマークしたり、使ったりしてみてくださいね♪

 音楽スタジオ検索ツール

 さて、本日の本題。家庭教師関連ですね。

どうやって、生徒と意思疎通を図るのか?

 よくこんな質問をされることがあります。特に、指導開始時や、信頼関係ができるまでの話ですね。
 しっかりと信頼関係ができないと、教師のアドバイスもあまり聞いてもらえず、指導効果も半減することかと思います。

家庭教師は、子どもの「味方」じゃないといけない

 で、この答えは割と明確にあると思っています。

 それは生徒に「味方だ」と思ってもらうこと。

「味方だと思ってもらう」とは「自分にメリットをもたらす人間」と認識されること

 別の言い方をすると「『こいつは自分にとってメリットのある相手だ』と思ってもらう」、ということですね。

 人はそれぞれ、モチベーションがあります。文字通り、「動機付け」ですね。

  • お母さんに褒められたい
  • 新しいことを学びたい知的好奇心
  • そもそも負けず嫌い
  • 早く終わらせてアニメを見たい
  • 勉強せず怒られるのが怖い

 

 全て「動機付け」です(各々の是非はまた別の議論として)。生徒は個々に色んな理由で勉強をしています。で、それを手伝ってくれる人には心を開いてくれます。

 単純な話で、

  • 新しいことを学びたい知的好奇心

 ⇒「この人は新しいことを教えてくれる」と思ってもらえばOK

  • 怒られるのが怖い

 ⇒「この人は怒られるのを回避する手伝いをしてくれる」と思ってもらえばOK

ということですね。

どうやれば、味方と思ってもらえるか?

 更に細分化すると、2つのやるべきことがあると考えます。

「わかってるな」と思わせる

 まずは、相手の「モノサシ」であるモチベーションの源泉を理解する必要があります。
 生徒を観察し、ヒアリングし、やる気のある時/無い時の違いを検討しながら、何を考え・何のために机に向かっているかを正確に理解する必要があります。

 また、理解するだけではなく、「『理解している』ということを生徒自身に認識させる」必要があります。これは、割と直接的に言っても良いかもしれません。
 僕は、カマかけ的に

  • 「おっ、早く終わらせてアニメ見たいか♪」とか
  • 「やっぱ、お母さん怒るの怖いよなー」

 
とか言いながら探ることもありますね。

 いずれにしても、生徒に「こいつ、わかってるな」と思わせる必要があります。

「その力がある」と示すこと

 で、「わかってるな」となった上で、その支援をする必要があります。
 ここで、下手に誤魔化しや嘘を使うのは禁物だと考えます。

 例えば、「早く終わらせてアニメ見たい」子の場合。必ずやるべきことは

  • お母さんと交渉し、教師の責任において勉強が終わったらアニメが見れるように段取りしておく
  • 生徒がちゃんと勉強したら、早めに終わってアニメが見れるよう進める

など。これが大事です。

 子ども相手だからと言って、その場しのぎなどして何も良いことはありません。約束したかどうかではなく、相手の期待に実際にこたえて「この人は味方だ」と思わせることが本質です。

 時には微妙に親御さんと生徒さんの仲介役となることもあるでしょう。ただ、そこを正直に真摯に。親御さんの意向も踏まえつつ、子供の願いもかなえる力。
 それが生徒との信頼を構築するのに不可欠かと思います。

人間はどういう時に「行動」するか

 まあ、色々書いてきましたが、人間は「自分のメリットになると感じる」ことしかしない。これに尽きるんですよね。

ただ、これって、家庭教師に限った話では全くないんですよね。「人を動かす」ということ全般に共通のことなんですよね。

 社長だろうと、経営企画だろうと、コンサルだろうと、バンドマンだろうと、子供だろうと。各自の中に、何かしらモノサシがあり、それに従い「メリットがある」方向に動くんです。

 だから、その「モノサシ」を把握し、プラスとなるような提案をする。それが人を動かす共通の方法じゃないかなーと思います。

 相手の「モノサシ」をつかむ力、磨いていきたいもんですね。

では、本日はこの辺で。今週もお疲れさまでした!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

あぶどぅる