【連載】家庭教師の探し方・使い方② 家庭教師を探すのがなぜ難しいか

【連載】家庭教師の探し方・使い方
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こんにちは、家庭教師 兼 株式会社ORA-Trio代表、杉本です。

さて、「家庭教師の探し方・使い方」2回目。

本日は「家庭教師を探すのがなぜ難しいか」というテーマです。

第1回はこちら↓
【連載】家庭教師の探し方・使い方① あまり知られてない家庭教師というものを知ってもらいたい

家庭教師を探すのが難しい理由は?

家庭教師を探すのが難しいポイントとしては、私は以下の2点だと考えています

  1. 家庭教師についての情報(項目分け)が多様である
  2. 家庭教師についての情報が一元化されていない

それぞれ詳しくお話しします。

家庭教師についての情報(項目分け)が多用

家庭教師についての基本的な情報、と言われて何が思い浮かぶでしょうか。例えば、年令・性別・学歴・これまでに指導した人数・教え子の合格校、などかもしれません。

ただ、家庭教師を評価する(=ご家庭が「うちの子を指導してもらうのに適しているかどうか」を判断する)ポイントはこれだけではありません。お子様と直接コミュニケーションを取る以上、人間性の面にこだわりを持たれる方も多いでしょう。また、指導のスキルについても、前述の項目からだけでは見えない部分も多いですよね。

そしてこれらの部分は、項目化して「この点を見ればよい」と一律に判定するのは非常に難しいポイントです。

塾のカリキュラムについての知見や学習計画の策定能力、説明の手順や話し方の穏やかさ/厳しさ、などは定量化するのは難しいでしょう。また、人間性・性格面については、そもそも良し/悪しの判断も含めてご家庭の主観によるものですので、項目化が非常に困難です。

うちは武蔵野市の補助制度を使いながらベビーシッターさんにお世話になっているのですが、これも似ていると思います。妻と相談しながら、書いてある情報や考え方などからある程度は絞っていくものの、結局「会ってみないとわからないなぁ」となってしまうんですよね。

まずは、「人間そのものが売り物である家庭教師は、選ぶポイントの明確化すること自体、難易度が高い」という点を認識しておきましょう。

家庭教師についての情報が一元化されていない

家庭教師探しが難しい理由のもう一つが、「家庭教師についての情報が一元化された場所がない」ということです。

たとえば、就職活動をする人であれば、多くの人はリクナビやマイナビに登録するという方は多いのではないでしょうか。家探しならSUUMOやホームズなどが思い浮かぶかもしれません。このように、探したいサービスによっては「ある程度ここを見ればよいのではないか」という候補が思い当たると思います。

ただ、家庭教師については、そのような候補が絞りづらいと考えています。家庭教師センターに登録されている先生、掲示板やマッチングサイトから出会える先生など様々ですし、家庭教師センターやサイト自体も数多くあります。また、個人で活躍されている先生は、自身のホームページやSNSでの発信を中心にされていますので、その場合は直接サイトを訪れるしかありません。

このように、「とりあえずここさえ見れば大部分の情報が得られる」という場所が存在しないことが、家庭教師探しを難しくしているもう一つの要因だと考えています。

まずは、この難しさを認識した上で検討をはじめましょう

今回紹介した2点は、構造上、回避そのものは難しいと考えています。

2点目の「家庭教師についての情報が一元化されていない」については、もしかしたら数年後には「あらゆる家庭教師の情報がここに」といった巨大サイトができているかもしれませんが・・・今のところは難しそうですね。

ただ、回避は難しくても、「検討の仕方」「探し方」で対応することはできます。次回以降、今回紹介した内容を踏まえた上で、どのように検討していけばよいかをお話ししていきます。

それではまた!

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[追伸]
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