【連載】家庭教師の探し方・使い方③ 家庭教師を検討する前にしてほしいこと その1

【連載】家庭教師の探し方・使い方
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こんにちは、家庭教師 兼 株式会社ORA-Trio代表、杉本です。

さて、家庭教師の探し方・使い方。第3回目のテーマは「家庭教師を検討する前にしてほしいこと その1」です。

第1回はこちら↓
【連載】家庭教師の探し方・使い方① あまり知られてない家庭教師というものを知ってもらいたい

家庭教師を検討する前にしてほしいこと

家庭教師を検討するとき、まずしてほしいことがあります。これは、「実際に依頼する」と決めている場合も、そもそも依頼するかどうか検討中の場合でも同様です。

それは、「家庭教師を依頼する理由」を考える、ということです。

「家庭教師を検討する理由」の検討がなぜ大切か

家庭教師を検討する前には「なぜ家庭教師を検討するのか」をぜひご家庭で話し合ってみてください。

例えば、以下のような形ですね。

  • 算数で授業の内容が理解できていないから家で演習ができない
  • 塾の内容は理解してきているが、家で何をすればよいかわからない
  • 家での学習の時間が足りない
  • やるべきことはわかっているが、子どもが言ったようにやってくれずケンカになる

このような点を事前に考えておくことは、家庭教師を検討する上で非常に大切です。なぜなら、この「家庭教師を検討する理由」がそのまま「どのような家庭教師が必要か」に直結するからです。

授業の内容が理解できていないのであれば、学科の内容を説明できることが必須要件になります。しかし、やるべき内容がある程度ご家庭で把握できているのであれば、学習計画の作成などは必要ない場合もあるでしょう。それならば、学科の内容をある程度分かっている学生家庭教師の方なども良いかもしれません。

また、やるべきことわかっているし理解もできているが「親御様と子どもでケンカになる」などであれば、緩衝材になることも役割となるかもしれません。その場合は、人柄は大きなポイントとなるでしょう。子によっては、性別や年齢なども大きな要素となる場合もありますね。

学科だけでなく、学習における優先順位付けやテストに向けての計画作成など、全般的なフォローが必要な場合は、学科だけではなくそのような全体マネジメントの能力・経験を持った家庭教師が必要となります。

このように、「何に困っているか」によって「うちに最適な家庭教師」の条件も十人十色、ということです。

そもそも「解決策は家庭教師を使うことではない」となる可能性も!

私がご家庭から依頼をいただいた場合も、メールや最初の面談時に

  • 私に何を求めて依頼いただいたのか
  • 現時点でのご家庭としての課題認識は何か

を必ず確認します。

「ご家に言われたことだけ解決すればよい」というわけでは決してありませんが、「少なくとも解決しなければいけない、ご家庭の認識されている課題」として、指導方針検討のための非常に大きなインプットとなるからです。

また、ご家庭でそのような内容を検討しているうちに、もしかしたら「必要なのは家庭教師でないかもしれない」となる場合もあります。

例えば、「絶対的に学習時間が足りず、学習時間を増やす役割を担ってほしい」などの場合でしたら、どちらかというと寺子屋形式の個別や自習室系のサービスの方が良いかもしれません。

ご家庭として課題を確認するということは、「そもそも家庭教師を活用するかどうか」自体の判断も左右することになります。

ご家庭で整理するのが難しい場合は・・・

このように書くと、「うちではそんな整理なんてできない」と心配される方もいるかもしれません。

次回は、そのような場合の考え方についてお話ししたいと思います。

それではまた!

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[追伸]
ご感想やご意見、ご家庭の体験談、あと拡散などもいただけると、継続のモチベーションになります。ぜひお願いします!!

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