「指導開始時どんなヒアリングしますか?」という問いから考えて

コンサルティング
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こんにちは、あぶどぅるです。

久々にブログ再開して、「今度こそ定期的に更新せな」という気力が残ってるうちに更新してしまおうということで、微妙に頑張ってみる。

まぁ、コロナが落ち着いて学校が再開すれば月~金の朝が完全に空くので、だいぶ体力的にも余裕ができるんじゃないかなーと思ったりはしています。そうなればブログの更新もやりやすくなるかと。

だからこそ、逆に今は「数か月後には教え子のために頑張りたくても時間制約が大きくなってるやろうし、今できるうちにできることをしよう」という気持ちでもいたりします。

「指導開始時、どんなヒアリングしますか?」と質問されて

さて、本題。

こないだ、教育系のことやってる大学の友人(の会社の若手の子)に「家庭教師の指導始める時、最初にどんな質問・ヒアリングしますか?」って聞かれたんすよね。雑談半分、インタビュー半分的な感じで。

で、こんな感じで答えました。

私は直近の成績推移、毎週宿題何やってるか、週次のスケジュールとかをまず聞きます。ただあくまで私の例で『これを聞けば良い』って固定して考えない方が思います。『この質問の回答が得られれば自分の指導にこう影響するなぁ』と仮説を立てて聞くことが大事かと思います

意図としては、「何をヒアリングするかより、なぜ/なんのためにヒアリングするかを意識して考えよう」というところですね。

基盤となる思考法とかは道によらず身に付けてほしいなって

で、これに答えつつ、前々から「若い家庭教師の人(大学生とかも含めて)の指導やフォローできたらええのになぁ」とぼんやり考えてるのを色々と再考したりしていたりします。

私が、家庭教師専業になる前にファーム・会社で、叩き込まれたこと。家庭教師する上でもとても役立つというか基盤になっていると言っても過言ではないんですよね。

そのような基礎的な、ただ汎用的な能力って、社会人になったら・・・いや大学生でも高校生でも、早い段階で身に付けられればそれに越したことはないのかなーと考えていたりします。家庭教師するにせよ、どんな就職するにせよ、その世界の中で成長していく上で役に立つんじゃないかな、と。

幾つか例を挙げてみたいと思います。

例①:ヒアリングや情報収集の時は、仮説を作ってから質問しよう

前述の

「何か質問する時は同時に『回答がこうだったらこうアクションしよう』って仮説、もっと具体的に言うとフローチャートを設定した上で行う」

というやつですね。会社で、嫌というほど上司に叩き込まれました・・・質問するたび「それ聞いてどうすんの?」って詰められ続けて(=ω=;)(いや、自分が指導する時はそんなに詰めたりはしないですよ?)

けど、これをしておくことはより有効なコミュニケーションを取る上では大事なことかなーと思います。

例えば、同じヒアリングする時にも「〇〇はどうですか?もしそれが××ならこうして、もし△△なら、こうしようと思うのですが・・・」とすると、答える側も安心できることは多いかなと。

ちなみに、決して「即使う情報だけしか、取得してはいけない」というわけでは無いと考えています。前述の事前仮説の一部として「今はこれを聞いた後具体的なアクションは無いが、いずれ役に立つかもしれないから」と明確に意識して聞くのであれば。明確に「現時点では使い道不明確」と認識しているのであれば、それはそれで聞く意味はあると思います。
ただ、その「不明瞭である」という認識も、事前仮説を持とうとしないと、認識できないですからね。

いずれにせよ、自分の中で「なぜ聞くか」を練っておくことは大事なのかなと考えています。

例②:「〇〇だから仕方ない」という勝手な条件付けはやめよう

あとは『◯◯だから仕方ない』『(時間制約以外の)ここまでが限界』っていうのはあまり意味がない」みたいやつですね。
例えばこんな感じです。

=========
僕「このデータから分析できることはここまでが限界ですね」

上司「いやいや、全然限界とかじゃないでしょ。次にお前が考えるべきは、『どんなデータがあればその先の分析ができるか』『どうやったらそのデータをクライアントが見つけられるか』『どうクライアントとコミュニケーションを取ればその通りに動いてもらえるか』だ」
=========

って。

要するに、僕の最初の「限界」が、実際は「(今ある情報以上のものを取得せず、その制約の中で分析するなら)限界」なんですよね。そして、「今ある情報以上のものを取得しない」なんて前提は、実際は存在しないという話で。
ざっくり言うと「一歩下がって俯瞰してみる」という言葉が使われることもありますね。

結構、この手のこと多いと思います。

「(ご家庭からもらったこの情報だけだと)これくらいの方針検討しかできない」→「んじゃ、どんな追加情報が必要かをご家庭に連絡しようか」
とか
「この時間でこの課題は全部できないのでここまで」→「んじゃ、そもそもどうやって時間作るかの議論しましょうか」
とか。

これって、決して精神論や根性論ではないんですよね。
「◯◯だから仕方がない、と諦めない」「できない理由を探すのではなく、できる方法を考える」って書くと精神論や心構え的に聞こえるけど、あくまでトレーニングと訓練によって身につく思考方法だと考えています。

こんな感じで「やれることはやった(実際はやってない)」による満足感の払拭していくことで、雲の上からの抽象的なアドバイスではなく、地に足ついたフォローに繋がるんじゃないかなと考えています。

こういうのを伝えたり、実際にフォローしたりするチーム指導をしたいなって

とまあ、2つほど例を挙げましたが、こういうのって幾らでもあると思うんですよね。
コンサルファームでは特に「それができないと赤ん坊以下」と言わんばかりに徹底的に叩き込まれましたが、別にコンサル業界に限らず、どんな会社でも「仕事できる人」とかだったら、当たり前にやっている思考なのかなとは思います。
それって、家庭教師する上でも大事だけどそれ以外でも役に立つのかなーと。

で、こういうのを伝える何かをしたいなーとずっと考えているんですよね。勉強に限らず、人が成長するのをサポートするのは好きなんですよね。やっぱり。
会社でも、ロジカルシンキング研修やら、エクセル研修やら、業務分析研修やら、新人エンジニアの教育係やら・・・そういう類のロールは一番楽しんでやっていた気がします(=ω=)

上記の「考え方」みたいなもののフォローは、イメージとしては研修とかそういうのよりは、OJTで実戦を通じてという感じかなーと考えています。
「経験浅めな家庭教師の人と組んで、打ち合わせ・状況確認・方針決定などには入ってフォローする(マネージャー的に動く)」というのもありかなーと思いつつ、まだ具体的な形は見えていません。

こういうのって、それ自体にはおそらく価値はあるかなとは思いつつ、自己啓発の領域なので、明確に「必要」と認識されるかは難しいところだなとも感じています。

各企業ではOJT等でトレーニングされてるだろうなーとか、家庭教師する学生さんがそこまでして「指導クオリティを上げたい」って人は少ないんかもなーと思ったりとか、グルグル回ってるわけですが・・・。

いずれにしても、数の大小はともかくとして

 ・家庭教師はしたいが、勉強の内容「以外」の部分に自身の無い(そこを身に付けたいと考える)若手家庭教師さん
 ・少し安価で家庭教師を頼みたいが、学生さんは経験不足なところが少し不安
 ・「家庭教師なんて学生のバイトでしょ」と軽く思ってほしくなく、力や経験を積む場にも、それを振るう場にもなるよ、と感じてほしい僕

がいるのであれば、その3方向を皆が得する形でいい感じに回せる仕組みを作れればなぁと考えています。

もーちょっと練らなければいけませんが、何かしらの形で実現したいなーと思っています。
もし何か案だったり、興味ありそうな方いらっしゃったら、お声がけくださいね♪

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というわけで、いまいち纏まってませんが、本日はこのへんで。

良い週末をー。では。

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