こんにちは、あぶどぅるです。
関東圏の宣言解除の話も挙がり始めた今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。私は変わらず、オンライン指導を粛々と頑張る毎日です。
先日ツイッターで、「麻雀初心者向けの資料とオンライン講習やろうかな」という投稿をしたところ、ブログ記事投稿とかより遥かに多くの人にいいねをされました。「そっかぁ・・・(´・ω・`)」となりつつ、「あーやっぱ麻雀興味ある(ギャンブル的な意味ではなく、ボードゲームとして)」人は多いんだなーとも思ったり。
まあ、一緒に遊べる人が増えるのは良いこと。家庭教師で培った説明能力、構成力をフルに活用しつつ、いいパッケージにできればなーと思う次第です(=ω=)
学生/副業の方向け「はじめての家庭教師」的なTips集 その3
さて、本題。前回に引き続き、個人契約中心でやっていきたいと考えられている若手の家庭教師さんや指導者の方に読んでほしい企画part3。
長くなってしまっているので、そろそろ締めなきゃなぁとおもいつつ、もう少しお付き合いください。
家庭教師の指導開始時、どんなことを考えて、どんなものを作るか、という話の5つ目。
今回は「5.どんな学習が必要か」(の提案)について書いていきます。
- なぜ受験をするか
- 目標としているものは何か
- そのための中間目標は何か
- そのためになぜ家庭教師が必要な状況か
- どんな学習が必要か
- その中で、家庭教師がどんな指導をするか
前回、前々回の記事とセットで「キックオフで考えたいこと」というイメージですので、是非合わせてご覧頂けると幸いです。
前々記事:大学生や若手家庭教師の方向けTips集part1~指導開始時に考えること~
前記事:大学生や若手家庭教師の方向けTips集 part2~課題認識を確認しよう~
1週間の学習スケジュールをその場でつくってみよう
さて、前回までのフェーズで「勉強についてのご家庭のスタンス」「目標」「そのために何が不満なのか」といったところが明確になりました。簡単ではないですが、まぁ明確になったとしましょう。
では、それを踏まえて実際のプランニングに入りましょう。
具体的には、週次学習スケジュールを立てるのが良いかと考えています。個人的には、体験指導等で自分のしている工夫の中で、これが一番ご家庭に安心してもらえてる施策なんじゃないかな、と考えています。「指導をした場合、どんな日々になるかの具体的な光景を共有する」のが大切ですね。
※例外として「雑談など勉強以外の知見を増やしてあげてほしい」とか「勉強はうまく回っているので質問対応だけ」等の、「プランニングがご家庭でしっかりできている」ケースであれば、これは不要かと思います。
例えば以下のようなイメージですね。実際の教え子のものではなく、内容はかなり雑で抜けも多いですが、実際はもっとちゃんと中身を埋めます。最初にやること洗い出しつつ配置していくイメージを掴んでもらえたら幸いです。
↑学校とか塾のスケジュールも実際に「存在するもの」と認識できるよう記述する方がよいと思います。プライベートや習い事なども。
提案内容を相手に伝えるためには、「その提案が目標に向かっていること」「具体的に実行イメージができること」の両方が必要です。中長期の目標だけだけだと「んで、実際どうやるの?」ってなりますし、目標無き具体案だけだったら「んで、その結果どうなるの?」が見えなく、ともすれば、指導者のやりたいことありきの提案になってしまいます。
もちろん、ご家庭を安心させるために口から出まかせ言ったらそりゃ詐欺ですし、実際に指導を始めた後にお互い困るだけなので、絵にかいた餅では意味がありません。「現状課題が解決されている」かつ「実現可能で地に足のついた」スケジュールである必要があります。
スケジュールの精度は高い方が良いが、完璧にこだわり過ぎず
スケジュール作成をその場で、というのは実際はちょっとハードル高いかと思います。「いきなり、できないよ」という方もいらっしゃるかもしれません。
そこは仰る通り、簡単ではありません。「理想かつ実現可能な学習スケジュールのプランニング」は家庭教師の腕の見せ所でもあります。それまでヒアリングした内容を踏まえ、なってほしい姿を思い描きながら、具体的な地図を描くのはとても頭を使うところでもありますね。ここで終わりというものもなく、より良いものを作れるよう常に家庭教師としても成長し続けなければいけないポイントでもあると考えています(まぁそれはどんなポイントでもですが・・・)
ただ、とはいえ。そのスケジュールが最初から完璧である必要は無いと考えます。
以前、別記事「学習スケジュールは何の為に作るか、守れなかったらどうするか」で詳しく書きましたが、最初のスケジュール案の本当の意義は「やることの棚卸」「全量としてやり切れる量かの検証」「実際にやってみてできない場合の理由を検出」にあります。
ですので、精度としては「とりあえず、現時点では祖語は無いし実行できそう。そして実行できたら目標に達せそう。あとはやってみないとわからないかな」というもので良いと考えています。
(もちろん100%でないとはいえ、その「実行できそう度合い」「目標への整合性」は高ければ高いほど良いのですが。)
むしろその後、実際にそのスケジュール通りにしてみての運用力。具体的には、最初のプランニングにこだわり過ぎない柔軟性、「この辺に無理があるな」と思ったら即組みなおす対応力が、その後に真に求められるものかと考えます。
プランニング力と実行力は両輪であり、「どちらか片方が完璧なら大丈夫」という類のものではないということを頭に置きながら運用するのが丁度良いですね。
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さて、最近の記事が長くなりがちでしたので、本日はここまで。
「『はじめての家庭教師』Tips集」も次で完結すると思います(たぶん)
次記事:大学生や若手家庭教師の方向けTips集 part4~「家庭教師と何するか」を設定しよう~
ちょっとでも「家庭教師やりたいが、どうやってやりかた学ぶ?」「勉強の内容は何とかなると思うが、最初がハードル高い」って方に届けば嬉しいなーと思っています。
では。最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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