こんにちは、あぶどぅるです。
ブログ再開して2週間となりました。なんとか、三日坊主にならずに継続できています・・・。
コロナ自粛でオンライン自習室をやるなど、平日の朝にちゃんと起きる習慣がついていることが大きいかなーと思っています。普段の、「疲れている時に昼間でだらーっとする」という悪癖が鳴りを潜めていますね。
生活リズムが完全に戻るのは、教え子みんなが週5登校になったら・・・と考えていますので、まだ少し先になるかとは思いますが、身に付けた良い部分はしっかりコロナが治まった後も継続していきたいですね。
自粛期間に感じたオンライン指導のメリット/デメリット
さて、本題。オンライン家庭教師に切り替えてから早2ヶ月。緊急事態宣言も解除され、第二波の様子を見ながら、そろそろ対面指導に戻す時期のことも考えはじめました。
そこで今回はこの2ヶ月の総括という意味で、オンライン指導を通じて私の感じた対面指導と比較してのメリット/デメリットについて簡単にまとめてみたいと思います。
一般的なメリット/デメリットというよりは、もう少し指導内容に踏み込んだ具体的な内容面についてお話していこうと思います。
オンライン指導のメリット
まずは、メリット。「他人を家にあげなくてよい」「感染リスクが無い」等の一般的な割愛致します。
メリット①:教え子自身の勉強への積極性を刺激しやすい
個人的には、これが一番良かったかな、と感じています。別の言い方をすると「教え子自身の中に、目的意識が芽生えた」というか。
オンライン指導時は、教材の関係もあり、事前に「明日の指導ではこれのこことここをやりましょう」というのを相談しています。教え子自身も「どこをやるのか」について意識が向きやすい状況だったのかなと思います。
対面指導であったとしても、教え子自身が事前に考え、「これをしたい」と言える状態であればそれはとても好ましい状況だと思います。元々私としては「教え子が能動的に勉強し、必要に応じ『家庭教師を使う』という認識でいるのが最も良い」とは考えており、可能な限りそう考えるように促してもいます。
ただやはり「先生が来る」というところに甘えが出てしまい、「来てから考えよう」や「先生、今日なにするの?」となりがちでもあります。実際、教え子が考えてなくても、なんとかしちゃいますしね。
※もちろん、生徒が考えられる場合でも、家庭教師がベースとなる授業プランは考えておくので、実際は「事前プランに訪問時に伺った勉強の進捗や教え子の希望を合わせて微調整」という形になります。
このような甘えが発生しずらかった。逆に「この時間で何をするか」と教え子自身が考えやすい傾向にあったのかな、と。そんな風に考えています。
オンライン自習室についても、2時間半なら2時間半で「これをするんだ」と決めて参加される子も多くいらっしゃいました。これもまた、気持ちを切り替える、「ただ机の前に座ってるだけ」状態を避けるという意味で、非常に良かったのかと思います。
いずれにしても、「教え子自身が時間の使い方について、目的意識とメリハリを持ってくれた」というのは、オンライン指導をしてみての一番の収穫であり、これから対面指導のやり方を考える上でも活かしていきたいと思っています。
メリット②:隙間時間での「ちょっと質問」が実施しやすい
日々の学習で出てきた質問対応ですね。「ちょっとこれ聞きたいんだけど」への対応が非常にしやすくなったと感じています。
特に、サピの基礎トレや日能研の一行題などの「毎日やるドリル」系のテキストは、毎日同じパターンの類題となっており、1問つまずくと、翌日もその翌日も同じ問題でつまずくことになります。これは非常に時間が無駄になってしましますよね。「ターム初日の時点で疑問点は完全に解消し、翌日からの類題で復習する」というのが効率的な運用かと思います。
で、この「ちょい質問」がオンラインだと非常にしやすい。これまではLINEで解説を送ったり、通話で補足したりして対応するのですが、zoomで繋いでお互いの手元を見ながらだと普段の指導と同じ形式(一方的に解説ではなく、対話してヒントを出しつつ自分で進める)が取りやすいんですよね。
質問する子にとっても、オンライン自習室の後などに「ちょっといいですか」と聞いてくれるなど、ハードルが下がったのかなと思います。以前より「対面と同じクオリティで、毎日ちょっとずつサポート」というのは勉強効率を上げる非常に有効な手だと考えていましたが、それが実現できる道が一つ見えたと感じています。
メリット③:時間調整がしやすい
いやまあ、私のメリットっちゃ私のメリットなんですけどね。移動という一番の制約条件が無いってことですね。
とはいえ、「ちょっと時間ずらして」とかの調整が普段に比べ非常に柔軟にやれることは、ご家庭にとってもメリットだったんじゃないかな、と思います。
オンライン指導のデメリット
さて、ここからはデメリット。同じく一般的な内容は省きます。
デメリット①:教材の柔軟性がない
教材の関係上、指導内容の柔軟性という意味だとやはり対面の方が一歩優勢と感じています。
中高生で学校のフォローをしているケースなどは、「教材が多岐にわたる」「行ってみたら予想と違う」「あ、そういえばついでにあれも相談したい」という場合も多く、そうなるとオンラインだと少し対応しづらいですね。
また、6年生秋以降など「教材は山ほどあるが、その中で問題チョイスしながら」「過去問の進捗や出来と合わせて内容調整」という形になってきた場合は、その場で受け取る情報量が多い&発揮しなければいけないアドリブ力は多くなってくるため、対面の方が進めやすいのかなと予想しています。
デメリット②:立体的な内容を伴う内容は伝えづらい
基本的にはノートと顔が映っていれば、普段通りの指導はできるのかなと思う反面、特定の単元については対面の方が解説しやすいと思うことがありました。具体的には、算数の立体図形や、理科の磁界・天体の一部など3次元要素の入ってくる内容ですね。
「空間に指をさしても画面越しだと遠近感が掴みにくい」などもあり、このような内容についてはやはり対面の方が解説しやすいですね。
デメリット③:教え子の「なんか寂しい」
もうこれは完全に指導内容というより、感情的な部分。特に、教え子が懐いてくれている場合ですね。
おそらく「学習内容」に限ればそれほど対面時と変わらない内容を相互やりとりしているとは思うのですが、表情や細かな仕草、雑談のテンションなど、画面越しではどうしても情報量が減っている部分もあると思います。「これはこれで勉強はいつも通り進むけど、きてくれた方がなんか良い」と言われたことが何度かありました。
で、これらは親御様・子どもともに精神的に不安定になってくる6年生秋以降や1月には、大きな要素となってくるかと思います。模試や過去問の結果、回りの情報で不安になった時に、「言葉は同じでも、目の前で言われると安心する」というのは大きなファクターとなってくると予想しています。
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といったところで、本日はここまで。
(各所から「記事が長ぇよ」というツッコミも受けたこともあり、3~4分くらいに収めたいなーと・・・思ったのですが無理でしたorz)
次記事にて「じゃあ、どんな指導内容でいつの時期であれば、オンライン家庭教師が向いてる/向いてないの?」といった具体例をお話して、本テーマを締めくくります。
では。最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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