受験に入る前、幼児期~低学年に身に付けておいてほしいことpart1~具体的ポイント~

家庭教師
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こんにちは、あぶどぅるです。

6月になりましたね。学校も分散登校が始まったり、塾も対面授業が再開されたりと、生活リズムが大きく変わる方も多いかと思います。

運動量も多くなり、気温も上がってきましたし、stay home期間より早く疲れたり眠くなったりする子も増えるかと思いますので、そのつもりで。切り替えを早くする、だらだらした隙間時間を作らない、ことを念頭にスケジューリングしていきましょう。

「受験勉強を始める前に何をしておくといい?」

さて、本題。以前、大学の先輩からこのようなメールを頂きました。

久しぶりー。受験生の家庭教師しているんだよね。ちょっと相談なんだけど、うちの子まだ1歳なんだけど、幼少期こういう環境がいいとかこういう教育したらいいとかある?人としての考え方とか含めて(ざっくり要約)

「塾でがっつり受験勉強とかはまだだけど、できることから・・・」というのはどうしても気になるところですよね。

というわけで、上記メールへの返信への回答を含め「幼児期~低学年の間にこんなことを身に付けてほしいな」という内容を書いていこうと思います。

今回は前編と言うことで「こういうものを身に付けておいてほしい」という具体的なポイント、後編では「それってハードル高くない?」という疑問についてお話致します。

あらかじめ、1点だけお断りを。私自身はまだ子育てをしたことがあるわけではなく、あくまで自分が親に育ててもらった経験、家庭教師としての経験、大学での子ども会や児童館支援などでの子どもやご家庭とのコミュニケーションから抽出・分析した傾向です。「24時間365日子どもと過ごした経験もない若輩者が何を言う」というご意見もあるかとは思いますが、家庭教師としての観点から可能な限りの逆算を行いお話し致しますので、その点だけはご了承ください。

受験は通塾開始時点で横一線・・・ではなく、有利/不利は「ある」

具体的なポイントの前に、まず大前提の話を。受験において、小3~4年生で塾に通い始める時点でスタートラインは同じで横一線かと言うと決してそうではありません。少なくとも私は違うと思っています。

性格面や精神成熟面、勉強への慣れや考え方など基盤となる能力は既にその時点で人によって差がある状態でのスタートとなります。

誤解してほしく無いのが「こちらの方が絶対的に優れている」と優劣や良し悪しを言うつもりはありません。「受験で成績を伸ばしやすい性格である=優れた性格」というわけではありませんので。

あくまで「このような子は、受験に臨む上で伸びやすい・ご家庭や指導者がフォローしやすい傾向にある」というものであるとご認識ください。何を良し/何を悪しとするかはご家庭の教育方針によって異なります。

ただ、これから書く内容は、私個人としては全て「受験するとかしないとか関係なくに身に付けてほしい」と思っている内容でもあります。

受験勉強前、低学年までに身に付けてほしいこと

では、具体的なポイントを見ていきましょう。

正しい日本語を使うことができる

単語での受け答えではなく、文で。つまり「主語・述語・目的語を備えた」コミュニケーションを取ることができる、ということです。

これは、発信も受信も両方ですね。自分で発っせられないことは受信もできないという話もありますので、表裏一体。合わせて身に付けるものかと思います。良く笑い話で

「せんせートイレ」「先生はトイレじゃありません」

という話も聞きますね。このような、単語での会話を家庭内で容認し続けると、上記ができないまま・・・相手の理解力に依存し過ぎる日本語のまま育ってしまいます。

多少しつこくてもクドくても大変でも、「よし、じゃあ繋げて言ってみよ?」と一繋がりの文で自分の意志を表現するトレーニングは積んでおくことが重要かと考えます。

自分のことは自分でする

おもちゃの片付けでも、勉強の準備でも、何でもですが。「自分がやる」という認識付けですね。

実際に「親が手を出してはいけない」という話ではありません。時間も有限ですしそれだと実際のオペレーションが回らないでしょう。ですが、その際は「元々子がやるべきことを親が手伝っている」という確認はしておくべきだと考えます。

声掛け一つだと思っています。子に「手伝って」という言うのではなく、「お母さん/お父さんも手伝うから、一緒にやろうか」と変える、そのくらいの話で。間違っても「親がやるべきことを子が手伝っている」という逆転の認識ができてしまわないように・・・。

約束を守ることができる

「約束したことは守る」「約束を破ればその報いは自分に返ってくる」ということの理解ですね。家庭内の簡単なルールでも、習い事に関することでも、塾に関することでも何でも良いです。約束したことを守ろうとする力、それは受験でも勉強でも己をコントロールする能力として非常に重要であると考えます。

逆に、いわゆる「ゴネ得」を繰り返せば、そりゃ「約束なんて守らない方が得」という考えができてしまうのも無理はありません。

約束を破った際の報いを全て子に負わせるのは現実的でないとは思いますが、親が「何とか解決しちゃわない」こと、「自分に返ってくる・自分が痛い目を見るという認識を持つ」ことが重要かと思います。

「得とか損とか関係なく約束は守るものである」といった道徳的な面と、「破ったら自分が損をする」という論理的なインセンティブの話、2つの側面がありますので、そこはご家庭の教育方針に合わせて各々指導されるのが良いかと思います。

机の前に座ることが嫌いでない

最後にこれですね。積極的に「勉強が好き」とまではいかないまでも、「まぁ大嫌いではない」という認識を持っておいてほしいなと思います。

私は球技における筋トレくらいの認識かと捉えています。それ自体は好きではない(好きな人もいますが)が勝つためには必要、みたいな。

親も何かを学ぶことを一緒に楽しむ、何か新しいことができるようになることを一緒に喜びながら、「できるようになるためには勉強するのもやぶさかではない」くらいの認識が持てていればそれで良いかと思います。

いるんですよね、上位の子でも。「勉強しなきゃ成績上がらねーぞ」と言うと「えー」とか多少文句言いながら、なんだかんだ勉強する子。(「自分から進んで楽しく勉強する子」は本っ当に一部いますが、)基本的にはそれくらいであれば十分です。

「些細な事」と「受験」で根っこ(基準)をずらさない

以上、習得しておいてほしい4ポイントについてお話しました。「それ、小さい子にはハードル高くない?」というものであるのは承知しております。

ただ、「小さい頃から同じ基準を適用する」「些細な事でも正確に判断基準を理解させる」ことは価値観を作っていく上でとても大切なことかと考えています。

「おもちゃの片付け」について「親がやってくれるでしょ」という認識ができてしまっていれば、「塾に行くまでにやること(宿題)の準備」「授業始まる前の教材や筆記用具の準備」も「親がやってくれるでしょ」となるのは、それほど不思議ではないですよね。

別に「幼少期でもできてなければ容赦なく怒鳴りましょう」ということではないんですよ。できない時の対処はまた別の話です。「できない時の対処は年代によって変えても良い」ですが「『こうあるべき』と伝える内容自体は変えない」方が良いかな、ということです。

次回は、そのあたりの「認識のできかた・注意点」について詳しくお話する予定です。

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といったところで、本日はここまで。

皆様、体調にはお気をつけて。

最後までご覧頂き、ありがとうございました!

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