【連載】家庭教師の探し方・使い方⑤ 具体的な探し方その1 ~家庭教師センター・個別塾~

【連載】家庭教師の探し方・使い方
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こんにちは、家庭教師 兼 株式会社ORA-Trio代表、杉本です。

さて、家庭教師の探し方・使い方第5回目です。今回から、「具体的な、家庭教師を探す方法」についてお話ししていきます。

第1回はこちら↓
【連載】家庭教師の探し方・使い方① あまり知られてない家庭教師というものを知ってもらいたい

前回の記事までで、「家庭教師を探す前に検討してほしいこと」についてお話ししました。ここからは、実際に「誰に頼むか」の検討を進めていきましょう。

それぞれの探し方には、良い面/悪い面の両方があるため、それらを理解しながらご家庭に合った形で探していくのが良いですね。

家庭教師の探し方①~家庭教師センターや個別指導塾~

まずは、家庭教師センターや個別指導塾を通じて家庭教師を紹介してもらう方法です。

保護者の皆さんにとっては、家庭教師を探すとなったとき、真っ先に頭に浮かぶ方法ではないでしょうか。

学生の家庭教師の先生が中心のセンターや、特定の大学生に限定したセンター、社会人や専業の先生(プロ家庭教師と言われる)のみのセンターもありますね。

家庭教師センターや個別指導塾経由のメリット

家庭教師センターや個別指導塾経由のメリットは以下です。

  • センター・塾に希望を伝えることで先生を探してもらえるため、手間がかからない
  • 先生の変更など、直接言いにくいことをセンター・塾から代わりに伝えてもらえる



希望を伝えただけで、探して紹介してもらえるため、見つけるまでのご家庭の労力はそれほど大きくはならないでしょう。センターや塾との面談や打ち合わせはありますが、基本的に「探す」作業自体は自身で行う必要はありません。

また、実際に先生が見つかり指導が始まったあと、先生に不満が出てくる場合もあるかと思います。それが大きい場合には、変更を希望する場合もあるでしょう。そのようなとき、ご家庭から直接先生に伝えるのではなく、センター・塾経由で伝えてもらうことができます。

不満を伝えるときは、相手の反応や表情も気になるもの。そのため、思っていても言いづらいということもあるでしょう。そのようなときに、仲介してくれる会社があると、安心できる面もあるかもしれません。

家庭教師センターや個別指導塾経由のデメリット

次に、デメリットです。

  • 料金にはセンター・塾への手数料が加わるため、直接家庭教師に依頼するケースに比べて割高となる
  • どのような家庭教師が来るかは会うまでわからず、センター・塾任せとなる


料金面については、「ある先生と直接契約をする」「同じ先生にセンター経由で依頼される」という比較だと、センター経由の方が割高となるでしょう。

センターや塾によりかなり幅はあるものの、ご家庭が払った金額の4~7割くらいはセンターへの手数料となる場合が多いのかなと思います。(私の知っているセンターや個別の料金体系の場合)

また、希望は伝えることができるものの、ご家庭が能動的に先生を選ぶことは基本的にできない場合が多いです。変更を依頼することはできるものの、センター・塾任せとなるということですね。

そのため、どこまで希望に沿った先生を紹介してもらえるかは未知数です。

非常に熱心に「この生徒に合う先生は誰だろう」と探される担当者の方もいらっしゃいます。逆に、かなり雑にマッチングのみしているセンターも見たことがあります。このあたりは、担当者の方が信頼できるかどうかご家庭で見極める目が必要ということですね。

家庭教師センターや個別指導塾によって特徴がある

あとは、学生家庭教師が多く登録しているところ、社会人の専業家庭教師のみ登録しているところなど、センター・塾によって特色や傾向があります。

事前に検討した「ご家庭が何のために家庭教師を依頼するか」を踏まえた上で、しっかりとホームページなどで確認するのが良いでしょう。

「この家庭教師にはここでしか会えない」は本当?

また、よく聞かれる質問として「センター・塾ごとに登録している先生が異なるのであれば、なるべく多くのセンターに当たった方が良いか?」というものがあります。

この点については

  • センターや塾の担当者の方の良し悪しなどもあるので、複数見るのは良い
  • ただし「数多くの先生の中から検討」という理由であればそこまで多くなくてよい

と考えています。

理由としては、指導者が特定の業者の専属であるケースは多くないからです。

センター・塾から経由の案件は、それぞれから各家庭教師への業務委託であることが多く、家庭教師が「所属」しているケースは多くありません。

逆に言うと、同じ先生が複数のセンターや塾に登録していることも珍しくないということですね。賃貸の家探しと似ているかもしれません。私も昔、同時期に複数の家庭教師センターから、同じ方の指導依頼が来たことがあります。

そのため「この先生にはこの会社/この探し方でしか出会えない」というケースは少ないでしょう。「なるべく多くのセンターや塾に問い合わせなければ」と心配される必要は無いと考えます。

次回は「家庭教師マッチングサイトや掲示板での募集」について

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

しばらくは「具体的にどう探す?」シリーズが続きます。

次回は、「家庭教師マッチングサイトや掲示板での募集」について解説します。次回もどうぞよろしくお願いいたします。

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[追伸]
ご感想やご意見、ご家庭の体験談などいただけるととても嬉しいです!

いつもありがとうございます。

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